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矯正治療の疑問を歯科医へインタビュー

矯正歯科について歯科医へインタビュー

西謙太郎先生の写真1

先生のご経歴と医院について教えていただけますか。

九州大学歯学部を卒業し、神奈川歯科大学で研修をおこないました。
その後医療法人社団大志に入り、北上尾歯科、志木駅前歯科・矯正歯科で勤務し、2019年12月に当院のオープンに合わせて院長に就任しました。当院は私と指導医の2人院長体制を取っています。

歯列矯正の目的や効果を教えてください。

矯正治療には、

  • 見た目の改善
  • 噛み合わせの改善
  • 虫歯や歯周病の予防

この3つの軸があると考えています。

特に大人の方に顕著ですが、矯正治療を受けられる目的は見た目を直したいというご要望です。
見た目の改善は歯列矯正の大きな効果ですが、歯科医師の視点でいうと、口腔内の健康にもメリットがあります。

歯並びにガタツつきがある方は、歯磨きがなかなかじょうずにできていないことが多いです。結果として、虫歯ができやすかったり、歯周病の原因になったりします。
また、歯並びは噛み合わせにも影響が出ます。噛み合わせが悪いと、歯だけではなくさまざまな体調不良につながるのです。

歯列矯正をすることで、歯を健康に、長持ちさせることが可能になります。

どのようにすれば、最適な治療法を選ぶことができますか?

歯列矯正をすることで、自分のどんな不満を解消したいか、欲求を叶えたいかを明確にする必要があるでしょう。
一言で矯正と言っても、歯並びをよくしたい、顎の形を整えたいなど、具体的な悩みは患者さんによって異なります。

また、矯正治療は年単位の長丁場になります。
特に成人の方は、お仕事をしながら矯正をするとなると、器具など治療中の見た目も気になるはずです。
どこまで許容できるのかでも、治療法は変わってきます。

ご本人のなかで優先順位や希望がはっきりすると、おのずと治療法は決まります。
どの程度自分の欲求を満たしてくれるかどうかを基準にするとよいのではないでしょうか。

すべての希望を満たす治療法を選ぶことは、かんたんではないと思います。こだわるべきところ、妥協すべきところを教えていただけますか。

技術力と費用のバランスは重要だと考えています。

歯列矯正は自由診療なので、クリニックによって診察内容や料金設定が大きく異なります。技術力の高い先生に診てもらったり、最新の治療法を実施すれば、費用は高くなるはずです。

しかし、闇雲にすべての治療を試せばいいという訳ではありません。患者さんの要望をもとに、そこへたどり着くにはどのレベルの治療が必要なのかすり合わせが必要です。そのために歯科医師とよく話をするべきでしょう。

ご本人が納得し、予算と折り合いが付けば、高くても満足できるはずです。逆に、高いお金を払ったんだから理想通りになる、というわけではない点は認識しておく必要があると思います。

西謙太郎先生の写真2

確かに情報収集は大切ですよね。しかし、ネットで検索するだけでは情報の信頼性がわからない、必要な情報を探しきれないという方も少なくありません。
正しい情報収集のコツはありますか?

個人的な意見になってしまいますが、きちんとホームページで情報発信をしているクリニックは訪ねやすいのではないかと思います。
クリニックのホームページに掲載されている情報や、医師が監修した記事は信頼性が高いです。

ただ、専門的な内容になるうえに、個人差も大きいので、ネットの情報だけでは理解しきれない部分もあるはずです。
最終的には、ある程度予習をしてから、実際にクリニックに足を運んでみることをおすすめします。

長い治療期間を共に過ごす先生と相性がいいかは、顔を合わせないとわからない部分があります。
相性とは、「フィーリングが合うか」という点ではなく、歯科医師としての信頼性の面での相性です。
わからないことを質問したらきちんと説明してくれる、しっかり方針を共有してくれる、選択肢を複数提示してくれるなど。

矯正歯科をネットで検索するとたくさん出てきますよね。
すべて訪問するのは難しいと思うのですが、候補を絞る方法はありますか?

そうですね。技術力や費用など、確認すべきところはありますが、何かあったときすぐに訪ねやすいことは大事だと思います。
何度も言ってしまいますが、矯正は長い治療になります。そのなかで、リスクとして高いのが「途中で通わなくなってしまう」ことなんです。

仕事や学校が忙しくなったり、家庭の事情で落ち着かなくなったりする時期、遠い歯医者に通うのは時間的に難しかったり、気持ちが乗らなかったりするでしょう。

近くにあれば通院のストレスや負担は軽減されるので、自宅や職場から近いことは優先すべき要素だと思います。

よい矯正歯科の医師とはどんな先生だと考えますか。

何回相談に行っても快く相談に乗ってくれる先生は、いい先生だと思います。

矯正は治療期間が長く、治療費も高額なので、不安を抱えながら相談に来る人は少なくありません。
治療中もつらくなったり、悩みや不安が出てくる状況は起こります。
だからこそ最初が特に肝心で、患者さんのニーズを正しく把握して、それに応える治療方針を提示しなくてはいけません。
そのためにはしっかりとしたヒアリングが必要なので、相談段階から誠実に対応される先生はよい先生で、信頼できると思います。

私の場合、患者さんと治療のゴールの共有することを重視しています。
患者さんは、最初のニーズと違う欲求が出てくることが少なくありません。
たとえば、最初は「歯並びが悪くて改善したい」と相談に来たけど、治療中に「前歯をもっと目立たなくさせることはできないんですか」など、ほかの希望が出てくることはよくあります。

そうなると、ゴールが変わってしまい、治療の遅れや、満足度の低下につながってしまいます。
このような状況を避けるためにも、医師はきちんと患者さんのニーズを汲み取って、希望を把握する必要があるのです。

私自身、きちんと患者さんと向き合う歯科医師でありたいと思っています。

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矯正は長期間かかります。治療をスムーズに進めるコツはありますか?

スタート時点で、治療の着地点をすり合わせておくのが重要なのはこれまで話したとおりです。

しかし、当然ながら治療のなかで想定通り進まなかったり、トラブルが起こるケースは少なくありません。
矯正器具を付けたから物が食べにくくなったとか、話しにくくなったなど、医師が治療の場で気づけないトラブルが発生することもあります。

歯列矯正中には、抜歯をしたり、一時的に歯並びが崩れてしまったりすることが起きますが、これはミスではありません。ですが、患者さんが治療のプロセスであると把握していないと、余計な不安を与えてしまうことになります。

ほとんどの先生は、治療前や途中にしっかりリスクの説明をされるでしょう。しかし、たくさんお話をするなかで、患者さんの中に残らない場合もあります。
そのため私は大事なことは繰り返し説明するようにしています。
患者さんからも、疑問や不安に思ったことは率直に先生に相談すれば、よい治療ができるのではないでしょうか。

トラブルや悩みが起きたら、遠慮なく、すぐ先生に相談して解消することが大切です。

医師紹介

西 謙太郎(にし けんたろう)医師

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医療法人社団大志与野歯科・矯正歯科 医院長

九州大学歯学部卒業後、神奈川歯科大学にて研修。
医療法人社団大志北上尾歯科、志木駅前歯科・矯正歯科にて勤務の後、同法人与野歯科・矯正歯科開業、院長就任。
歯科医師免許、NLT矯正マスターコース修了、ストローマンアドバンスコース修了

  • HP:https://www.yono-dental.com
  • SNS:https://www.instagram.com/yono_dental/

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